INTERVIEW

石川県の林業を守るフォレストワーカーたち

CASE.07

初めて木を倒した時の振動や音に、「こんなに地面が揺れるんだ」と感動!

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  • 義理の父が林業に従事していたことに影響を受け、建設業から転職し、林業の世界へ。チェーンソーの技術が高く、みんなからも一目置かれる存在に。金沢森林組合に所属。

林業のQ アンド A!

Q.林業に就業したきっかけを教えてください

A.知り合いから紹介してもらったのがきっかけです。

転職しようと思っていたタイミングで、林業の仕事を勧められ、自然の中で働ける素敵な仕事だなと思ったのと、話を聞いてみたら面白そうだなと感じ、就業することにしました。

 

Q.林業の面白いところや、やりがいを感じるところは?

A.山がきれいに表情を変えていくところにやりがいを感じます。

自分が思ったとおりに伐倒できた時が、一番楽しいです。うっそうとした暗い森が、間伐をすると光が射し込むようになり、明るい森に変わっていくので、仕事の成果が目に見えてわかるところにやりがいを感じます。

Q.林業に従事していて良かったことがあれば教えて下さい

A.自然の移ろいを感じながら仕事ができるところです。

山に生えている色々な木や植物の名前を覚えたり、四季の変化を肌で感じながら作業できるところです。山の中にいると、静かでとっても心が落ち着きますね。

 

Q.林業の仕事で大変なところや難しいところは?

A.自然はひとつとして同じものがないので、マニュアル通りにいかないところです。

毎回現場が異なり、状況も刻々と変わる中で、それらを踏まえた個人の判断が求められる点が難しいところです。逆に1本として同じ木がなく、どれひとつとして同じ作業がないのもこの仕事の魅力と言えますね。

 

Q.加藤さんはチェーンソーの技術に定評がありますが、どのようにして磨いていったのですか?

A.練習あるのみです!

私自身も、仲間と練習したりしていくうちに、思い通りに操作できるようになりました。正確な作業を継続することが大事ですね。今は大会などにも積極的に出場し、自分の技術をさらに磨いています。

Q.今後の目標を教えて下さい

A.基本を怠らず、無事故作業を続けることです。

山は、誰かが手入れしないと荒れていってしまうので、林業という仕事はなくてはならないものだと思っています。危険を伴う作業もたくさんありますが、だからこそ決して気を抜かず、無事故作業を続けることが目標です。

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